みんなでつくる結婚式、レニャロ

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結婚観は国によってさまざまですが、ボツワナでは結婚はしていないけれども、けっこう大きな子どもがいる20~30代の女性が多く存在します。人によっては、子どもの父親も一緒に暮らしていることもあります。また、エイズ孤児の多いボツワナでは養子をもらう家庭もあります。都会で仕事をしている女性は、田舎の両親や兄弟姉妹のところに子どもを預けているという話もよく聞きます。こうした状況を見聞きすると、女性が 「結婚」にとらわれず自由に生きているなと感じます。


ボツワナ人にとって結婚式、レニャロはある程度のお金や財産を蓄えてから行う一大イベントです。日本では、ブライダルのプロに結婚式の準備や進行を依頼するのが一般的ですが、ボツワナではみんなでつくる結婚式を楽しむことができました。親戚、家族、その知人や近所の人たちも巻き込んで料理や会場を作り、ホスト役を務めます。皆で歌い、遠方から来る親族はまとまって誰かの家に泊まって雑魚寝しながら3日間にわたってイベントが続きます。


今回、私が参加させてもらった結婚式は、新郎新婦のそれぞれの地元で3日間ずつ行われました。新婦の地元までは任地のレタカネから車で約6時間、皆でバンに布団を詰め込んで出かけました。途中、車の故障などが原因で幾度となく車が止まりながらもやっと到着したのは深夜。翌朝、教会に出かけ、お説教の後、新婦の友人らがコーラスを披露し、参列者も飛び入りして大いに盛り上がりました。記念写真の撮影に続いて、披露宴会場のテントで料理が振る舞われ、再びコーラス。とにかく皆よく歌います。


メーンの料理は、牛を数頭、丸ごとさばいた伝統料理のセスワです。肉が柔らかくなるまで時間をかけて煮こみ、ほぐします。味付けは塩のみ。マベレというソルガム粉を練った主食と一緒に食べますが、野菜が添えられることは少ないようです。1日目の夜から3日目の朝まで、外で料理を作り続けるのはホストの役割です。


ボツワナでは新郎が新婦の両親に牛を8頭ほど贈るのが伝統的なしきたりです。ダイヤモンドに次ぐ重要な産物の牛をプレゼントするのがこの国らしい風習です。しかし、国が豊かになる一方で、その発展に追いつけずに生活している貧しい家庭が多く残っているのも現状です。

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教会で歌やダンスを披露する友人と新郎新婦

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披露宴会場。装飾も凝っています

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食事の支度や片付けでにぎわう会場の外


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ジャーマンプリントのドレスに着替えて再び入場する新郎新婦

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伝統料理のセスワ。器の横にはまだ牛の首が残っていました

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外での調理の様子

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