アリサビエで里帰り気分

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 紅海沿いに位置するジブチ共和国。海の美しい国です。だからと言って、夏休みに海に行くわけではありません。あまりの熱さに、海に入れない国もあるのです。それはジブチ。

 そんなジブチの夏休みを過ごすのにふさわしい町、アリサビエにご案内します。ジブチ市から、南に向かって車を走らせること一時間半強。大小2つの砂漠を過ぎて間もなく、ふと、山を見ると斜面のわずかな緑が私たちの目を和ませてくれます。砂漠の後に私たちを迎える緑は、まるで私たちを招いているようにも見えます。

 山の緑を楽しんだ後、アフリカ一の農業不毛地帯・ジブチでは滅多にお目にかかれない農場も見え始めます。夏はメロンの最盛期。黄色いお花畑が広がります。農家から甘酸っぱいメロンをご馳走になり、一息ついて目的地アリサビエ市まであと15分。

 アリサビエで目につくのは、小高い岩山に、白く塗った石を並べて描かれたアリサビエのシンボルマーク。ジブチ市内よりもアフリカの臭いを感じるのは、町を囲む岩山のせいでしょうか。小さなマルシェには商品も人も溢れかえり、狭い町とは思えない活気を見せます。市内ではカブリが遊び、町を横断するようにエチオピアへ向かう線路が走っています。町の中心部付近には、至る所に木が植えられ、まるで田舎に帰ってきたような懐かしさを感じます。

 夏休みのひと時は、観光地ではなく、田舎の町で、里帰り気分を味わいながら、ゆったりと過ごしてみませんか?

【写真】

アリサビエ近郊の砂漠の中に、ぽつんと広がるメロン畑です。夏には黄色い花が咲き乱れ、収穫に追われます

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