子どもたちの生きていく道
「マダム、グッドモーニング!」「マダム、オハヨウ!!」と元気いっぱいに声をかけてくれる子どもたち。そんな子どもたちの朝は早く、まだ薄暗いうちからノートを広げ一生懸命に勉強をしている。夜は9時まで授業があり、眠い目をこすりながら先生の話に耳を傾ける。このような光景はウガンダの学校では珍しくなく、私の配属先である小学校も他校と同様に早朝、夜間の授業を行っている。
どうして子どもたちはこんなにも勉強するのだろうか。勉強が大好きだから? 努力家ばかりだから? 確かにそのような子どももたくさんいるが、実際は勉強することが「生きていくこと」に直結しているからである。ここで妥協してしまえば今よりも生活がよくなることは絶対にないということを子どもたちは知っているから一生懸命勉強するのである。勉強をして良い学校に進学し良い仕事に就く―。これが、子どもたちが抱く輝く将来であり、ウガンダで生きていくということなのである。
ある女の子は、「将来は看護師になって、お父さんとお母さんに楽をさせてあげたい」と言った。ある男の子は、「将来は銀行に勤めてお金を稼ぎたい。僕には小さいきょうだいがたくさんいるからそのお金で学校へ行かせてあげたいんだ」と言った。このけなげな言葉に感心したが、子どもが子どもらしい夢を持てない現実に胸が痛んだ。
そんな子どもたちも、やはり子どもである。休み時間になれば友達とじゃれ合い、時にはけんかし、うれしいときには笑顔を見せ悲しいときには涙を流す、天真らんまんな子どもたちばかりである。そんな子どもたちに自分は何ができるのだろうか、子どもたちの心に何を残すことができるのだろうか。
私は子どもたちにいろいろなことを知ってほしい。村に住んでいるととても狭い範囲の情報しか得ることはできない。そんな中でどうやって自由な夢を持つことができるだろうか。私には、外国から来た人間だからこそ見せてあげられる世界がある。違う文化で育ったからこそ与えられる刺激がある。物やお金の援助ではなく一人の人間としてできる心の交流がある。それが私にできることではないだろうか。
教室、休み時間、食事、彼らと一緒に過ごす日々の生活を通して、子どもたちが新しいことを知ったり、挑戦したりするチャンスをつくっていけたらと思う。子どもたちは無限の可能性を持っている。そのことに気づき、自分の手で道を開いていける人間になってほしい。欲張りだとは思うが、子どもたちの元気でキラキラした笑顔を見ているとそう感じずにはいられない。

お昼ごはんは毎日、トウモロコシの粉を練ったポショと豆のスープ

一生懸命勉強しています

元気いっぱいの笑顔

自分のことは自分でやる!が基本!

アフリカンドラムは迫力満点でかっこいい!

にっこり笑顔がすてき