日本の文化、ラジオ体操

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日本でのコロンビアの印象や耳にする情報は、決してよいとはいえないが、私がコロンビア人を形容するなら、間違いなく「陽気」「親切」「フレンドリー」という語を挙げるだろう。これは家族や友人だけではなく、患者と医療スタッフという間柄においても同じである。


理学療法士として活動する中、2010年の1月と3月、職場(リハビリ施設)のレクリエーションで、患者と同僚を巻き込み、ラジオ体操を実施した。ただ単に、何か集団で体を動かせる事を行いたかったからだ。ところが、そこで彼らが示したのは、「摩訶(まか)不思議」ともいえる、体操に対する意外な興味だった。翌日、「次はいつやるんだ?」といった声をもらい、心が動いた。


7月から、ボランティア精神旺盛な青年海外協力隊員と理解ある同僚の協力を得て、スペイン語版ラジオ体操のDVD作成に動き始めた。1ヵ月もあれば余裕で完成するわ!という考えは甘く、気が付けば8ヵ月が経過していた。


サルサをはじめとするテンポが速い踊りを得意とする彼らにとって、呼吸に合わせた、ゆったりとした動きを特徴とするラジオ体操の動きに慣れることは難しいようだった。しかし、未知の体操にひかれ、集中力が続かない患者や、リハビリへのモチベーションの低い患者が、パッと集中して画面を見つめ続ける。そんな面白い発見もあった。


日本人ならば音楽を聞けば、まるで条件反射のように体が動き出す、「ラジオ体操」は、単なる体操ではなく、立派な日本の文化だ。80年の歴史を持ち、毎日数回、テレビやラジオで放送されている。個人でやるもよし、集団でやるのもよし。一理学療法士から見ても、本当によく考えられた素晴らしい体操である。子どもから高齢者まで、ラジオ体操を知らない日本人はいないだろう。


現在、患者のリハビリの準備運動として利用したり、興味を示す患者には、自宅で自主的に運動するためにDVDを配布したりしている。ラジオ体操をコロンビアで普及させようなんて全く思わない。ただ、一人でも多くの患者やその家族の健康維持・向上の一助になれば、それだけで十分だ。


また、これなら日本文化紹介の一つとして、学校の授業の導入の一つとして、職場での健康維持の手段として利用可能だろうと思い、興味を持ってくれたJICAボランティアやスペイン語圏のリハビリ関係の協力隊員とDVDを共有した。


JICA国別取り組み コロンビア
http://www.jica.go.jp/colombia/index.html

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陽気なコロンビア人の同僚たち

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レクリエーションで行った、不ぞろいなラジオ体操の一場面

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緑あふれる公園でのラジオ体操(動画より)


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完成したスペイン語版DVD

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患者のリハビリの準備運動として利用

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椅子や車椅子に座りながら

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