ガラパゴス海洋環境保全への取り組み

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 環境保全は人の健康管理に良く似ている。無理をすると破綻し、取り返しのつかない事態に陥るが、しぶとい面もあり回復可能である。そして、双方とも常日頃の手入れがものを言い、それにより快適な生活へと結びつく。

 我々のJICA プロジェクト「ガラパゴス諸島海洋環境保全」は2004 年1月から5 年間の計画で開始され、既に3 年半が経過した。ガラパゴス国立公園局(PNG)をカウンターパートとして、UNESCO 世界自然遺産に登録されているガパラゴス海洋保護区の生態系保全を開発目標とし活動している。

 ガラパゴス諸島海域は暖流と寒流が入り混ざり湧昇流を形成し、栄養豊富で他に類を見ない特異な沿岸生態系を形成している。例えば約400 種の魚類が生息し、その10%は固有種である。しかし、海の生物資源量が豊富であり、約1,000 名の漁師は以前よりこの海洋保護区でハタ、マグロ、カサゴ、ナマコ、イセエビ等を漁獲し生計を立ててきた。特に、イセエビ、ナマコは高値で取引され集中的に漁獲された為、資源量の減少を兆し近年漁獲規制が成されている。公園局、漁業協同組合もメンバーである参加型管理委員会で漁期、漁法、漁獲量が決定されるが、ガラパゴス海洋保護区の保全・活用をめぐり利害の対立は歴然としている。

 プロジェクトでは漁師を含む地域住民へ環境教育を行い、且つ持続的な水産資源管理活動の支援として体験型漁業の開発、漁業協同組合女性グループの活動支援等を行っている。川下部分として海洋水質・生物モニタリングにより自然環境の現状を科学的に明らかにする技術開発と指導を行い、公園局の人材養成にも貢献する方法を取っている。

 ガラパゴスの環境保全は終わりの無い活動であり、人の生活そのものに関わっている。従って、カウンターパート機関である公園局の力のみで達成される訳ではなく、行政機関、住民、漁師、旅行業界、研究者、援助機関、NGO 等の協調が不可欠である。我々のプロジェクトがガラパゴス海洋保全の礎となり、ガラパゴス住民と行政機関に感謝されるよう努力を続けて行きたい。

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プロジェクト専門家とカウンターパート

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プエルト・アヨラ港の観光客

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プエルト・アヨラ市の土曜市


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ペリカンベイの魚屋さん

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