プーヨのお祭りで山形の「花笠踊り」を披露

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 私が派遣されていたエクアドル・プーヨ市では、毎年5月12日に1年で一番大きなお祭りが行われます。今年は、このたくさんの人が集まる機会を利用して日本文化紹介をしよう、また6月に任期を終えて帰国する前に、これまでお世話になった人たちのために何か思い出に残る楽しいことをしようと考え、エクアドルの青年海外協力隊員およびシニア海外ボランティア約30人の協力を得て、お祭りの一大イベントのパレードに参加し、私の出身地山形県の伝統舞踊「花笠踊り」を踊りました。


 これまでにも何度か、自分の任地や他の隊員の任地でも日本文化紹介を行ってきましたが、花笠踊りを踊るのは今回が初の試みで、踊りに必要な花笠もエクアドルにはもちろんありませんでした。そこで厚紙と色紙を使い、同じ任地の隊員3人と試行錯誤しながら1から手作りしました。ひとつの工夫として、笠の裏には町の人がすぐ見てわかるよう「JAPON(ハポン・日本)」と書き、国旗の紙を張りました。


 花笠踊りにはいくつか種類があるのですが、「正調女踊り薫風(くんぷう)最上川」という一番ポピュラーで覚えやすいものを選び、当日まで時間を見つけてちょっとずつ練習会を開き、お祭り参加隊員全員に覚えてもらいました。またこの踊り方は、ゆっくりとした華麗な動きで大きく体を動かさないため、女性隊員には浴衣を、男性隊員には浴衣やハッピ、甚平などを着用してもらい、日本の民族衣装も併せて町の人に紹介することができました。


 当日は、初めかんかん照りの真夏日のような暑さだったにもかかわらず、途中、雨に降られてしまい、それがあまりにアマゾン・プーヨの天候らしかったので、先頭で一列になって踊っていた同任地隊員みんなで顔を見合わせ「やっぱりこれがプーヨだね」なんて笑ってしまったシーンもありました。しかし、最終的にはこれまたプーヨらしいきれいな青空の下、踊りを締めくくることができ、感動的なパレードとなったと思います。


 地球の裏側のアマゾンにある小さな町で、自分の生まれた国・県の踊りを披露し、大勢の人に見てもらえたという感動は、それはそれは大きく、小さな奇跡を感じました。そして、この日のために協力してくれた多くの人、これまで2年間お世話になったプーヨの人たちみんなに、感謝の気持ちでいっぱいです。

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JICAボランティア「お祭り参加隊」メンバー 

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花笠制作の様子

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町を練り歩く地元の女性たち


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子どもたちは現地の民族衣装で参加

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途中で雨に降られましたが・・・

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最後は青空の下で最終地点へ

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