駅伝でつなぎ伝える日本人の心
パナマでは、数年前から青年海外協力隊員が中心になり、地元の駅伝大会に参加しています。駅伝大会は年に2回あります。1月末にカリブ海沿岸のコロンから太平洋岸の首都パナマシティまでのパナマ運河沿い81.5キロを10人で走る「コロン・パナマ駅伝大会」と、8月初めに首都パナマ市の太平洋側42.195キロを8人で走る「パナマ国際駅伝大会」です。今回、1月24日に開催された「第3回コロン・パナマ駅伝大会」に参加しました。昨年に続き、2回目の参加です。
パナマの人口は330万人、そのうち日本人は300人程度、駅伝大会に出場するには10人必要です。今回は青年海外協力隊員6人、JICA事務所調整員1人、日本人学校教員2人、一般企業社員1人のメンバーで出場しました。働く場所は違っても、当日はチームメイトとしてバトンをつなぎ、ゴールを目指します。
駅伝大会が近づくと、首都にあるボランティアの宿泊所(連絡所)では、駅伝大会に参加する隊員たちが週末に集まり、早朝や夕方、海沿いのジョギングコースを走ります。大会に参加しない隊員も走り出します。このコースで日本人学校の先生や日本大使とも会って、言葉を交わします。駅伝に参加するという目標をもつことで、日本人同士の心がだんだんつながり、お互いに励まし合う雰囲気が高まっていくのです。
この大会では、前半はアップダウンが、後半は気温35度を超える暑さと日差しが厳しいコースを走ります。今年は、昨年よりも1時間早い6時間26分、27チーム中12位という満足できる結果でした。ゴール地点には、三沢真在パナマ日本大使ご夫妻も応援にかけつけてくださりました。アンカーがゴールした瞬間、その感動が日本人の心を一つにしてくれました。異国の地パナマで、偶然知り合った日本人同士が、一つの目標をもって努力しそれを成し遂げることができるこの駅伝大会への参加は、パナマの人々に日本人の心を伝える一つの活動です。
次の目標は8月のパナマ国際駅伝大会です。私は任期が終了するため、もう参加することはできませんが、次の隊員にこのバトンをつなぎたいと思います。

TEAM JAPANユニフォーム

バトンをつなぐところ

走り終わってその健闘をたたえ、ハイタッチ

浴衣を着た応援隊員と一緒に

ゴールの瞬間