Earth Day + 530 キャンペーン
環境について考える「Earth Day(アースデー)」にちなみ、日本、韓国、バングラデシュの3ヵ国の若者による環境イベントが、6月19日、バングラデシュの首都・ダッカのノースサウス 大学で開催された。「自分にできることから共に始めていこう」という思いを込め、青年海外協力隊(JOCV)が中心となり、韓国国際協力団(KOICA)のボランティア(KOV)、バングラデシュの私立大学、ノースサウス 大学の環境保護サークル「アース・クラブ」の学生と共に企画。当日のセレモニーには、バングラデシュの環境大臣、在バングラデシュの日韓両大使、JICAとKOICAのバングラデシュ事務所長が出席。環境問題に取り組む企業やNGO、大学などの26団体がブースを出展した。
今回のイベントは、「もっと楽しく環境について考えることはできないか」という思いから、バングラデシュの久保田尚子隊員(環境教育)、前川英貴隊員(電気・電子機器)、池田昇隊員(服飾)の3人が、「アースデーのイベントをやろう」と、昨年秋に発案したのが始まりである。
久保田、前川、池田の3隊員に加え、松原啓隊員(サッカー)と私(環境教育)の5人のほか、KOVの3人、アース・クラブの6人の計14人がコアメンバーとなり、イベント開催日までの数ヵ月、休日の金曜日に集まっては会議を開き、議論を重ねた。
文化や思想など異なるバックグランドを持つ私たちが、共通言語であるベンガル語で話し合い、イベント開催に向けて取り組んでいくには、数多くの困難があった。度重なる日程変更、考え方や物事の進め方の違い、予算の問題など、さまざまな場面でぶつかったり、思うように進まなかったりと、数々の問題を乗り越え、当日を迎えた。
イベントは、次世代を担うバングラデシュの若者をターゲットにし、テーマを「エコでおしゃれにかっこよく」と設定。新たな角度から環境問題について考えるきっかけづくりとしてプログラムを構成した。
環境に配慮しデザインしたエコ ファッションショー、環境問題への啓発を題材としたミュージックライブ、5月30日に、バングラデシュのほか、中南米やアフリカなどJOCVの派遣8ヵ国で実施された「530(ゴミゼロ)」キャンペーンの発表なども盛り込んだ。当日の来場者数は2,000人を超え、その大半を占める学生には、「環境」と聞き、堅苦しく捉えるのではなく、こんな風に楽しみながら考える方法もあることを感じてもらえたようだ。
そして、今回のイベントを通して、コアメンバーである大学生の意識も大きく変わり、日本人や韓国人と協力して活動することの大変さも、面白みも感じてもらえたようだ。今後も、ごみ問題にとどまらず、バングラデシュの社会を変える活動に、国境を超えて共に取り組んでいきたい。

環境問題に取り組む企業、NGO、大学など、26団体がブースを出展

「530(ゴミゼロ)」キャンペーンの発表を行う松原隊員

ごみ箱に環境メッセージを

JOCV ・ベンガル人の合同バンド。音楽でも異文化交流

3ヵ国のファッションショー担当者が、15着ずつデザイン・作製

共に苦楽を乗り越えたコアメンバー