パキスタンの障がい者の自立支援活動

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 アッサラーム・アレイクム(こんにちは)。最近なにかと騒がしいパキスタン。それがなかなかいい報道でないことに寂しさを感じます。今日は、私の活動を通したパキスタンの障害当事者運動についてお話します。


 私はパキスタンの障がい者の自立生活支援センターNGOで活動していました。自立生活(Independent Living;IL) とはなんでしょう?簡単に説明すると、ILは、人生観であり、障害をもった人々の活動(movement)です。 誰の手助けも必要としないとか、分離、孤立して生活をすることではありません。日常生活の中で、障害のない親、兄弟、近所の人々、友達、さまざまな人たちの介助を自分の判断で選択し、家、学校や仕事、社会での生活を営み、やがて家族を離れ、自分の意志で生活をすることです。


 私の活動先はILの考え方を中心に活動をしている地元NGOでした。パキスタンの障がい者人口比率は約1割といわれています。しかし、障がい者に対する環境、制度は決していいとは言えず、家に閉じこもっている、または閉じ込められている人たちが多くいます。このNGOは障がい者の障害は社会からつくられていると訴え、障がい者が外へ、社会へ出るための運動(デモ)やスポーツ大会、ワークショップの開催、車イス等の配布、視覚障がい者のためのコンピューターラボの開設等を行っています。車イスも地元関連NGOが現地の材料を用いて作り、それを無料で配布したり、またその車いすでクリケット大会を開催するなど地域に根付いた活動を広げています。ワークショップは、当事者同士のカウンセリングを行ったり、アクセシビリティーや介助者に対するワークショップを開催しています。


 パキスタンの障がい者たちは、初め外(社会)へでることに恐怖心や不安感があり、目的を見つけることが困難のようでしたが、カウンセリングやトレーニングにより、徐々に外へ出る楽しさを見つけていったようです。開設当初は男性だけだったメンバーも徐々に女性メンバーも増えてきて、メンバー内での恋愛、結婚も見られてきました。パキスタンは宗教や文化上、男女が自由に会話を楽しむことや一緒に行動すること、自由恋愛や結婚がなかなか難しいのですが、ここではそういうバリアもなく、みんな自由に楽しい時間を共有しています。パキスタンで2年間活動し、こういったバリアを目にしてきた私にとってはうらやましい限りの雰囲気です。


 現在このNGOは徐々に地方都市にも事務所を構え、ますます活気が出てきています。
まだまだ困難な面もありますが、きっと彼らはパキスタンの障がい者の明るい未来を創造していくことができるのではないかと思います。私はここでいろんな力をもらうことができました。シュクリアンコ!《ウルドゥー語(パキスタンの国語)のありがとう「シュクリア」をもじった造語》

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統合教育を訴えるデモ運動

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車椅子スポーツ、クリケット

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車椅子スポーツ、クリケット2


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車椅子の無料配布活動

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障がい者主体のワークショップ

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料理、天ぷらづくりに挑戦

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