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ボランティアの現場

首都バンコクから西に30キロほどの場所にあるマヒドン大学郊外キャンパス(ナコンパトム県)。医学で有名なこの大学で私は日本語を教えている。同僚の多くはバンコクに住み、車で通勤している。学生は自宅通学者も、学内外の寮やアパートに住む者もいる。 大学周辺は学生街だ。アパートには台所がない。食堂や屋台が数多くあるので自炊しないのだ。同僚も帰宅後、手間がかからぬよう、惣菜を買って帰る人が多い。また、洗濯は月ぎめでアイロンもかけてくれるサービスがある。ある意味、分業化が進んだ社会だ。 私にも行きつけの店がある。ソムタム(青いパパイヤのサラダ)の店だ。そこに気になる少女がいる。知り合ったのは2009年の赴任直後で、彼女は当時15歳だった。たわいのない話をするようになり、請われ...

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