観光発展とおもてなしの精神
青の都、サマルカンド。この名の通り、私が活動する町、サマルカンドは青色をした歴史的建造物が多く残っています。しかし、日本ではまだ観光地としての認知度が低く、また、ウズベキスタンは危険な国というイメージが大きいのではないでしょうか。
この1年間観光業分野で派遣され、活動をする中で様々な問題に直面してきました。例えばサービス、インフラの問題、看板の不足など、すぐに解決できない観光分野の問題がたくさんあります。しかし、最近このサマルカンドも少しずつ変わってきた気がします。観光バスが通る道路が広くなったり、街から少し離れた観光地までの道路が舗装されたり、駅の看板が新しくなったり、イタリア料理のカフェが増えるなど、建物やインフラなどの面で改善されてきました。
さて、ウズベキスタンのサービスはというと、正直良いとは言えません。私はサマルカンド経済サービス大学で観光とサービスの教師として活動しておりますが、サービスについての授業をしても、レストランやホテルで何のために良いサービスが必要なのかを理解してもらうには一苦労です。
しかし一方でウズベク人は「ホスピタリティの民族」といわれています。「メフモン(お客様)」という言葉を大切にし、外国からの観光客など道端で初めて会ったお客様にも自宅に招き、もてなしてくれます。観光客の方からも「ウズベク人の家に招待され、もてなしてくれた」という話をよく聞きます。バザール(市場)などでも、外国人に高く売る人も時にはいますが、「あなたはお客さんだから」と言い、通常よりも安い値段で売ってくれる人がたくさんいます。
レストランやホテルなど、仕事としてのサービスを提供する場所のサービスは今ひとつですが、日常的なウズベク人のおもてなし精神は本当に温かいと思います。町が発展するうちに、人々の気持ちや文化も変わってしまいます。しかし、ウズベキスタンのお客様へのおもてなしの精神はいつまでも変わらないでいてほしいと思います。

シャーヒンダ霊廟。青の都、サマルカンドの聖地である

サマルカンドにあるレギスタン広場。3つの歴史的建造物に囲まれ、世界遺産に登録されている

レギスタン広場において行った大学の授業。ここでは観光客に対する案内の仕方を教えた

大学での授業の様子。サービスについての授業を週1回行っている

大学の先生たちとの食事

知人の家に招かれた際のスナップ。ウズベク人は来客に対し、とても温かくもてなす