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誇り高き愛国心-伝統を守り、育てる-

日に5回、モスクの尖塔(せんとう)から、イスラムの祈りの声が歌うように街にこだまする。シュミット(トルコを代表するパン)売りの声が、住宅街に朝を告げる。わが住まい13階の窓からは、オレンジ色の瓦屋根が延々と坂の街に続いて見え、さながらおとぎ話のワンシーンのようでもある。 トルコ共和国の首都アンカラは、アナトリア高原の西に位置する。乾燥と日差しが厳しい。坂道をたくさんの車が行き交う。人々は、車の流れを読みながら、器用にも大胆に道路を横断する。 アンカラの街を歩くと、ここかしこに掲げられた大きな国旗が目につく。そして、トルコ共和国建設の父、アタテュルクの銅像・肖像画を、いたる所で目にすることになる。第一次世界大戦後、戦勝国に分断されそうになったアナトリアを守り、現在...

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