フレンドシップサッカーinヨルダン

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 いつもの快晴の青空に放物線を描いて高く舞い上がる、白黒のボール。

 砂漠を四角く切り取ったかのような一面茶色の乾いたグラウンドに降り注ぐ、砂漠の国に特有の強烈な白色の日差しが、子供たちの身にまとった色とりどりのチームカラーのTシャツに反射し、虹のような彩りを添えて目に飛び込んできます。
 秋も深まり、日本であれば綺麗な紅葉を眺めながら冬の到来を感じているはずのこの時期の、未だ厳しい日差しと土埃の匂いに少しぼんやりとした頭を覚醒させるかのように、
「走って!」
「バックバック!」
「もっと足を開いて!」
「シュート!」
先生たちの叱咤の声と、それに応える子供たちの声が、舞い上がる土埃を吹き払うかのようにグラウンド上に響き渡ります。ボールを追いかけて無心に走り回る子供たちの流す汗に、普段は乾燥しきったこの大地も、この日ばかりはまるで水分の潤いを取り戻すかのようです。

 11月18日と19日はここヨルダンの首都アンマンに元サッカー日本代表選手でもある、JICAオフィシャルサポーターの北澤豪さんを招いてのサッカー交流イベントが開催されました。サッカーの指導と交流試合を通して日本とヨルダン、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)、そして難民キャンプの子供たちとの親交を深めるための大イベント。初日の18日はヨルダン国内にある13カ所のパレスチナ難民キャンプのうち4つのキャンプから総勢100名に及ぶ子供たちが集まってきました。

 ここ、ヨルダンでは子供たちが集まってすることと言えばサッカーです。街中にある広場やサッカー場では、年齢に関係なくサッカーを楽しむ人たちをよく見かけます。そんな風に普段からサッカーには慣れ親しんだこの国の子供たちですが、北澤さんの指導によるこれまでに経験のない大人数での練習には少し戸惑い気味です。
 とはいえ、そこはサッカーが大好きな彼ら。普段から培ったボール感覚ですぐに北澤さんの練習内容にもついてきます。
 そして休憩時間になると、日ごろの練習の成果を自慢したくて仕方ありません。つま先でボールを地面から跳ね上げ、ひざ、足の甲、頭、胸...と器用にボールをバウンドさせ、かがんで背中にキープ! その表情は真剣そのもの。どの子も北澤さんが思わず感嘆の声を漏らすほどの腕前です。

 サッカー指導が終わった後は、8チームに分かれてのミニゲームです。そしてそれは同時に子供たちにとっては普段あまり一緒に遊ぶことのない、他の難民キャンプの子供たちとの交流の場でもあります。サッカーを通じてお互いの親交を深めようというこのイベントは、国と国の間だけでなく、ヨルダンの子供たち自身の間にも交流の場を提供することができたことにも大きな意義があると思います。

 こんな風に時が経つのも忘れてサッカーに集中している間にイベントは終わりに近づき、最後は北澤さんからの激励の言葉やユニフォーム、サッカーボールなどのプレゼントが子供たちに贈られ、短いけれど充実した一日はあっという間に過ぎて行きました。
たった一日の短い交流会、でもこの日一日のサッカーが楽しかったという思い出がずっと子供たちの心の中に残り続ければいいな、と思います。

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青空の下で整列

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皆でサッカー練習

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日ごろの練習成果を披露


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北澤さんからユニフォームとボールのプレゼント

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北澤さんと記念撮影

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チームごとに色分けされたTシャツを着た子供たち

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