砂漠の中の大理石の街

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「一体、ヨルダンという国をどんな風にとらえたらいいのだろう?」が、ヨルダンの滑走路に着陸する飛行機の窓から、初めてヨルダンを目にした私の気持ちでした。一帯は砂漠、でも空港からアンマン郊外に入ると、白色の四角い建物が、所狭しと建ち並んでいるのが見られました。「砂漠に囲まれた発展途上の国」という日本で抱いていたイメージが最初に変わった瞬間でした。


 旅行でも仕事でもなく、ボランティアとして生活できたことで知るヨルダンがあります。
【建物の中の世界】
 白い四角い建物の中に住んでいる人達は、大家族でいつも「ようこそ!!」と迎えてくれ、招き入れられた人には、そこにいるのが当たり前のような雰囲気をつくってくれる、私が今まで会った中で一番おもてなしの上手な人たちでした。
【建物の外の世界】
 丘から見下ろした砂漠の中に建つ白い大理石の建物の街は、いつもあっと目を奪う絶景です。


 アンマン市の「マルカ」という町に住み、郊外の難民キャンプで活動する1年10ヵ月の日々、毎日車やバスの車窓から、白い建物と砂漠のコントラストを見ると、私はいつも心が広々としてくるのを感じます。活動先では、多くの幼稚園の子ども達と向きあう日々、拙いアラビア語とネイティブのアラビア語が飛び交う日々、ヨルダンもそこに住む人も大好きだけれど、生活や活動の日々は、時に笑顔を忘れてしまうこともあります。そんな時に砂漠と中に建つ街並みを見つめることで、閉塞している心が、大きく問題を捉えよう!!と、リセットされるのです。広大な砂漠の中の白い建物、私も、私の直面している問題も、あの数ある建物の一つと同じ、一点にもならないちっぽけなもの!!


 活動の日々に加え、私がマルカの町に住んでのお気に入りスポットがあります。自分の町から「ラガダン」という駅に向かう道からの眺めです。この道に立つと、ギネスブックにものった「ヨルダン国旗」の大きな旗が悠然となびいているのが見られます。旗のふもとには宮殿があると聞きます。「いつか国王が私を招いてくれるような魅力的な人になって、あの旗をふもとから見上げてみたい」と、旗を絶景の中に見るたびに大きな夢をみるようになりました。


 私のヨルダンライフは、日々の活動にも自分の人生にもあの大理石でできた建物を遠くから眺めることで、心を大きく持ち、目標を高く持つことで潤ってきました。私の原点でもある、砂漠の中にあるヨルダンの街並みが大好きです。

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活動先の子どもたちの家もある、家でできた山

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大好きなスポットからは、大きな旗、車、車道、家、ダウンタウンの全部が見える

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風になびく大きな旗のふもとに、いつか行きたい


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幼稚園の5歳児クラスで、アラビア語の「ひげじいさん」の手遊び

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出身市から届いた日本の絵本を翻訳し、子どもたちに読み聞かせをする

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活動先のお掃除の先生のお宅にお邪魔した時のごちそう。中央はコメ料理の「マグルーバ(「ひっくり返す」の意)」

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